「LINE」個人情報 中国の子会社から閲覧可能状態に[2021/03/17 17:26]

 無料通信アプリ「LINE」の利用者の個人情報に中国にある子会社の技術者がアクセスできる状態だったことが分かりました。

 LINEはサービスに使うAI(人工知能)の開発を中国にある子会社で行っています。

 この子会社の技術者は2018年8月以降、日本のサーバーにある利用者の氏名や電話番号などの個人情報、またLINE上の会話履歴などにアクセスできる状態でした。

 親会社の「Zホールディングス」によりますと、これまでに少なくとも4人の技術者が32回、これらの個人情報にアクセスしていましたが、現時点で情報の悪用は確認されていないということです。

 Zホールディングスは「同意を得たうえでデータを第三国に移転するとお伝えはしていたものの具体的な国を示しておらず、説明が不十分だったと認識している」とコメントしています。

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