トヨタと日野、いすゞ　商用車の電動化などで新会社[2021/03/24 18:35]

　トヨタ自動車と日野自動車、いすゞ自動車の3社はトラックなど商用車向けに電動化や自動運転などの開発を行う新会社を設立すると発表しました。

　トヨタ自動車・豊田章男社長：「もっと良いモビリティー社会を作るためには『競争』だけでなく『協調』していくことが大切」

　トヨタグループの日野自動車といすゞ自動車は商用車の販売で合わせて8割のシェアを占めています。

　トヨタはこれまで自家用車向けに開発してきた電動化や自動運転などの技術を商用車に取り入れていく狙いです。

　いすゞは2018年にトヨタとの資本関係を解消していましたが、脱炭素への対応が迫られるなか、今回、トヨタから約5％の株式にあたる428億円の出資を受けます。

　新会社では福島にある水素製造拠点の実証実験に水素で走るトラックを導入することなどを計画しています。