東電「大変重く受け止め」 全漁連は「極めて遺憾」[2021/04/13 11:50]

 東京電力・福島第一原発のトリチウムなど放射性物質を含む処理水について、政府は関係閣僚会議を開いて海に放出して処分することを正式に決めました。一方、東京電力の小早川社長は「大変重く受け止めている」と述べたうえで、風評の抑制に取り組んでいく考えを強調しました。

 東京電力・小早川社長:「当社としては大変重く受け止めております。最大限風評を抑制すべく、しっかり取り組んで参りたい」

 福島第一原発からは汚染水が一日あたり約140トン排出され、処理水のタンクは来年の秋以降に満杯になる見通しです。

 東京電力は今後、海洋放出に向けての対応方針を作り、原子力規制委員会の許可を得ることになります。

 一方、全国の漁業者を束ねる全漁連は「極めて遺憾であり、到底容認できない」「漁業者の思いを踏みにじる行為だ」と方針決定に抗議の声明を出しています。

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