農業従事者5年前に比べ23%減[2021/04/27 23:25]

 農業に従事する人が5年前に比べて23%、約46万人減少していることが分かりました。

 農水省は5年に1度、全国調査を実施しています。

 それによりますと、農業に従事する人は2015年に197万7000人いましたが、2020年には23%減って152万人でした。

 特に49歳以下の比較的若い世代の減少が顕著で、年間7カ月以上雇われて農業に従事した、いわゆる「常雇い」の人は13万8000人から4割以上減り、8万人となりました。

 農業経営を担う世代が高齢化でリタイヤしたりそこで雇われていた人が働き先がなくなって辞めるケースが増えたことが原因とみられます。

 農水省は農業に就く人を増やし、定着してもらうための施策を抜本的に見直す必要があるとして来月にも新しい検討会を立ち上げる方針です。

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