日本製鉄 3年ぶりに黒字転換の見通し 需要急回復で[2021/05/07 18:10]

 鉄鋼最大手の「日本製鉄」は、来年3月期の業績見通しについて、需要の回復により純損益が3年ぶりに黒字に転換すると発表しました。

 日本製鉄は、今年3月までの1年間の決算で本業のもうけを示す事業利益が1100億円となりました。

 約2800億円の赤字だった前の年から大幅に改善しました。

 自動車向けなどの需要が急回復し、下期に生産が持ち直したことが要因です。

 しかし、設備の休止などに伴う損失の計上で純損益は324億円の赤字でした。

 来年3月までの1年間では、純利益が2400億円と3年ぶりに黒字に転じると見込んでいます。

 また、鉄鋼大手の「JFEホールディングス」も、今年3月までの1年間の決算で純損益は218億円の赤字でしたが、来年は黒字化する見通しを明らかにしています。

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