気候変動有識者会議 原発リプレース求める声も[2021/05/24 23:14]

 気候変動対策を話し合う有識者会議が開かれ、菅総理大臣は再生可能エネルギーを最大限導入すると強調しました。会議では原発の置き換えを求める意見がある一方、問題点を指摘する意見もありました。

 菅総理大臣:「徹底した省エネや再エネ最大限の導入。公共部門や地域の脱炭素化など、あらゆる分野ででき得る限りの取り組みを進めていきます」

 この会議は気候変動対策に関する国際会議に向けて3月から議論しています。

 会議では再生可能エネルギーの導入を拡大すべきという意見で一致しました。

 そのうえで、有識者からは温室効果ガスを削減するためには「地理的な制約などを踏まえ、今ある原発のリプレース(置き換え)の検討に着手すべきだ」という意見も出ました。

 一方で「原子力は安全性や中間貯蔵など様々な課題がある」と指摘する意見も出ていました。

 政府はこうした議論を基に夏をめどに国のエネルギー基本計画を見直すことにしています。

こちらも読まれています