“昭和史の舞台”となったホテル 半世紀の歴史に幕[2021/06/02 20:46]

 プロ野球ドラフト会議や金大中(キム・デジュン)事件など、昭和史の舞台となったホテルが半世紀の歴史に幕を下ろします。

 あと残り1カ月です。

 ホテルグランドパレス。人々の記憶に残る「歴史の舞台」となったホテルです。

 開業の翌年、昭和48年(1973年)8月。のちに韓国大統領となった金大中氏がホテルの客室から拉致される事件が発生。

 そんな昭和史が詰まったホテルもコロナ長期化に耐えきれず…。

 ホテルグランドパレス・櫻井朝日管理部長:「1月以降は稼働率が1桁まで落ち込んでいる月がほとんどです。営業継続は困難と判断するに至り、(今月末に)営業終了を決定しました」

 コロナ禍で休業・倒産が相次ぐホテルや旅館。ただ、一方で宿泊業に異業種が参入するケースが増えていました。

 その一つが、写真館。

 去年10月、宿泊業とは全く異なる写真館が買収したのは、静岡県河津町の温泉旅館です。

 なぜ、写真館が旅館を…。

 小野写真館・小野哲人社長:「本当に素敵なご夫婦で運営されていた旅館だったので、ここであれば自分が思い描いていた旅館を貸し切った新たな祝いのプロデュースっていう概念を作り出せると思った…」

 フォトスタジオに加え、ブライダルなども手掛ける「小野写真館」は、コロナ禍で一時、売り上げは9割近くも減少…。新たな事業を模索しているところでした。

 そこで生まれたのが、温泉旅館で行う写真だけの結婚式「フォトウェディング」です。

 旅館のすぐ横に一日1組限定のフォトスタジオを併設。これまでに36組が利用しました。

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