西村大臣「尾身提言しっかり受け止め対応」[2021/06/19 10:11]

 新型コロナ対策の分科会の尾身会長らがまとめた東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた提言について、西村経済再生担当大臣は「しっかり受け止めて対応していく」と述べました。

 西村経済再生担当大臣:「安全安心な大会にするために様々な観点からのご指摘を頂いてますので、しっかり受け止めて対応していければと考えています」

 尾身会長らは東京大会について「無観客開催が望ましい」とする提言をまとめ、大会組織委員会の橋本会長と西村大臣に提出しました。

 西村大臣は丸川五輪担当大臣や菅総理を含め政府内で共有したことを明らかにしました。

 また、東京大会開催を巡って、5つの研究グループが行ったシミュレーションの結果を公表しました。

 それによりますと、大会の開催によって人出が10%ほど増えた場合、来月末から8月にかけて新規感染者が一日で1000人を超えてピークを迎えるとする分析が多かったということです。

 ただし、今後ひと月ほどでワクチンの接種が進み、感染者の増加と比べて重症者の増加は抑えられるとしています。

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