三菱UFJ株主総会で気候変動対策強化の株主提案否決[2021/06/29 18:10]

 三菱UFJフィナンシャルグループの定時株主総会が開かれ、気候変動対策の強化を求める株主提案が出されていましたが否決されました。

 三菱UFJフィナンシャルグループの株主総会では、株主のNGO(非政府組織)団体から「パリ協定の目標に沿った投資や融資を行うための経営戦略を記した計画を定め開示するよう」定款の変更を求める提案が出されていました。

 会社側は石炭火力発電向けの投融資を2040年をめどにゼロにするなどすでに対策を始めているとし、採決の結果、反対多数で否決されました。賛成は23%でした。

 環境問題への関心が世界的に高まるなかで気候変動対策を巡っては他の企業の株主総会でも同様の提案が出ていて、企業側は対応を迫られています。

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