財務次官に矢野主計局長 省内随一の財政健全化論者[2021/07/07 23:27]

 財務省は事務方トップの事務次官に矢野康治氏を昇格させる人事を発表しました。

 矢野氏は菅総理大臣の官房長官時代に秘書官として仕えた後、官房長として森友問題を巡る公文書改ざん事件の事後対応を担い、主税局長、主計局長の重要ポストを歴任しました。

 省内きっての財政健全化論者として知られ、旧大蔵省時代から東大法学部の出身者が主流だった財務省において、初めて一橋大学出身の事務次官となります。

 新型コロナウイルスの対応で歳出が膨らみ、日本の財政状況が急速に悪化するなか、経済再生と財政健全化の両立という課題に取り組むことになります。

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