落ちた飛沫、2時間後も…ウイルスの半分以上が残存[2021/07/16 12:14]

 新型コロナウイルスを含む飛沫(ひまつ)が落下して物に付着して2時間経った後でも、湿度の高い時はウイルスの半分以上が感染力を保つことが分かりました。

 シャープと島根大学などが行ったシミュレーションでは、せきをした時、湿度60%の方が30%よりも飛沫が手前に落下します。

 このように落ちた飛沫を想定して新型コロナウイルスを含む唾液を湿度60%の環境で2時間放置したところ、ウイルスの56%が残り続けたということです。

 一方、湿度30%ではウイルスの99%が消滅しました。

 唾液にシャープの空気浄化技術「プラズマクラスター」を2時間照射すると、約99%のウイルスを減らすことができたということです。

 空気清浄機の需要は拡大していて、大手電機メーカー各社は新型コロナウイルスを抑制する実験を行っています。

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