日銀 気候変動対応への新たな資金供給の制度導入へ[2021/07/16 20:46]

 日本銀行は金融機関の気候変動対応を支援するための新たな資金供給制度の概要をまとめました。

 日本銀行・黒田総裁:「金融機関だけでなく企業においてもCO2排出削減という長期的な大規模投資、人材確保が必要になるのでそういう計画を作ることが加速すればいいと思います」

 日銀が年内に始める新たな制度は気候変動関連の投資や融資を行う金融機関に対して金利0%で貸し付けるものです。

 気候変動に対応した事業の資金調達のために企業が発行する債券への投資などが対象となります。

 貸し付け期間は1年間ですが、残高があれば借り換えが可能で、気候変動対策への長期的な投資を支援する狙いです。

 金融機関に対しては国際的な情報開示基準を軸に一定の情報開示を求めることで、気候変動を目的とした投融資であることを確認するとしています。

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