「所得の分配に不満」18歳から26歳“Z世代”の6割[2021/07/17 15:25]

 1990年代中盤以降に生まれた、いわゆる「Z世代」の6割が「所得が平等に分配されていない」と感じているとの調査が公表されました。

 調査は「Z世代」を1995年から2003年に生まれた18歳から26歳と位置付け、世界45カ国で行われました。

 このなかで日本の「Z世代」の63%が「富と所得が平等に分配されていない」と回答しています。

 一方で、「不平等の低減に取り組む政治家に投票する」は8%、「低所得者層のために活動する団体に寄付する」は4%にとどまるなど、世界と比べても低い水準で、必ずしも不平等を是正するための動きにつながっていないことが明らかになりました。

 調査をした「デロイトトーマツ」は、「日本では高校までの期間に、社会貢献に関わる機会があまり設定されていないことが原因のひとつ」と指摘しています。

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