「高温ガス炉」10年ぶり運転再開 原子力機構[2021/07/30 16:30]

 原発の冷却にガスを使う「高温ガス炉」が10年ぶりに運転を再開しました。

 JAEA(日本原子力研究開発機構)は、茨城県大洗町にある「高温工学試験研究炉」の運転を再開しました。

 高温ガス炉はこれまでの原発と違い、冷却などに水ではなく黒鉛とヘリウムガスを使用するため、より高温での発電が可能になります。

 この研究炉は国内唯一の高温ガス炉で、発電はしませんが、安全性の実証や生じた熱から水素を製造する研究などを行うということです。

 脱炭素に向けた政府の成長戦略では、この研究炉を活用して二酸化炭素を出さずに水素を製造する技術開発を支援するとしています。

こちらも読まれています