自撮りで副業「リモートモデル」撮影の舞台裏を取材[2021/08/06 22:30]

自宅で、一人で写真を撮影するだけで、高額時給にもなる?
コロナ禍に生まれた、新時代の副業「リモートモデル」とは。
撮影の舞台裏を取材しました。

□自宅で撮影する「リモートモデル」のお仕事とは?

自宅でモデル撮影を行っていたのは、大原茉莉奈(おおはらまりな)さん。

普段のお仕事は

大原さん
「本業は看護師で、主に今コロナ関連の仕事が多くて、保健所でコロナ関連の仕事をしたり、ワクチン接種の仕事だったりとか、あとは診療所とかでも働いている」

そんな大原さんが副業として始めたのが、家に居ながらモデルの仕事ができる「リモフォト」というサービスです。
コロナ禍でスタートした、モデルの仕事をしたい人とモデル写真を使いたい企業を、マッチングしてくれるこの仕組み。普段は数枚程度の写真の依頼が多く、1時間ほどで撮影できることもあると言います。気になる1回あたりの報酬は…なんと時給2万円になることも!
登録モデル数も倍増しています。

□撮影の舞台裏 “依頼者”の意図を写真に落とし込む

この日の大原さんの仕事は、水の販売会社からの依頼でした。
撮影風景をのぞかせてもらうと…

大原さん
「「悩んでるシーン」って後ろから撮ってもおかしいですよね?こういう感じか」
「これでいいのかな?段ボールの横にしゃがんで…」

など、「指示書」を読んで、依頼の意図を汲みながら、構図も全部自分で考えます。

このように、コロナ禍での「おうち時間」を意識した、写真の依頼も多いそうです。

依頼した企業は…

マザーウォーター:本井晃一さん
「家の時間が長くなっていることもあるので、それに合う、という共感を得たい、
そのための画像ということですね。指示書は箇条書きだけだったんですけど、すごく的確に把握していただけた。
コスト面も以前の5分の1になり、大きく削減できたと思います」

依頼する側のメリットも多く、リモフォトに登録する企業も倍増しています。

□副業として「リモートモデル」そのメリットとは?

大原さんは看護師として働きながら、モデルという もう1つの夢を叶えるため、去年1月に上京。しかし、その直後に新型コロナが流行しました。

大原さん
「感染予防的な観点でも「リモフォト」は私にとってありがたい。それ以外でも看護師って結構お仕事の時間が変則的だったりするので、自分の隙間時間にお仕事ができるのは強みだなと思っています。こういう働き方もあるんだよというところを、もっと世間に広めていければいいなと思う」

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