都内の人出減少目立つ　提言の「5割減」には届かず[2021/08/16 11:44]

　東京で新型コロナウイルスの感染者が日曜日として過去最多になった15日、都内の人出の減少は今回の緊急事態宣言の前に比べて4割未満にとどまっています。

　携帯電話の位置情報によりますと、午後3時台の人出は今回の緊急事態宣言が出る前の先月11日の日曜日と比べて、渋谷駅で27.4％、新宿駅で37.2％、銀座駅で35.3％減少しました。

　午後8時台の繁華街では、渋谷センター街が19.2％、新宿・歌舞伎町は26.6％減っています。

　政府の新型コロナ対策分科会の尾身会長は、東京の人流を今回の緊急事態宣言が出る前の5割にするよう提言していますが、5割の減少に届いていない状況です。