医療体制を秋冬までに2倍以上に 分科会の専門家[2021/08/18 16:14]

 経済の専門家らが医療体制を2倍以上にするよう提言しました。

 提言を発表したのは、新型コロナ対策分科会の委員を務める大阪大学の大竹文雄特任教授など経済の専門家4人です。

 提言ではデルタ株の感染力が高いため、秋に希望する人全員のワクチン接種を終えた後に社会経済活動の規制を緩和すると、現在の医療提供能力を超える患者数が発生する恐れがあるとしています。

 ワクチンを接種していない人などの間での感染拡大が予想されるためです。

 このため今年の秋冬までにコロナ患者の受け入れ能力を現在の2倍以上にして、医療機関の連携を強化することなどを提言しました。

 一方で、今のような社会経済活動の規制が続けば失業率や貧困が増加すると指摘しています。

こちらも読まれています