通勤客の減少2割以下 政府の求め「7割減」に及ばず[2021/08/24 11:48]

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、23日朝の通勤時間の人出は今回の緊急事態宣言の前に比べて2割以下の減少にとどまりました。

 携帯電話の位置情報のデータによりますと、午前8時台の東京都心の人出は緊急事態宣言前の先月5日と比べて、渋谷で18.8%、東京駅で12.2%、池袋で13.7%、品川で20%減少しました。

 一方、今月20日から宣言の適用地域に追加されたばかりの福岡・天神で0.6%、重点措置の対象となった仙台駅西で2.3%の減少にとどまりました。

 新型コロナの感染を抑えるため、政府は出勤者の7割削減を求めていますが、対応できていない現状が浮き彫りとなりました。

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