処理水放出 風評被害の対応 東電が賠償の枠組み発表[2021/08/26 06:36]

 福島第一原発の処理水を海へ放出する方針が決まったことを受け、東京電力は風評被害が生じた場合に事業者に支払う賠償の枠組みを発表しました。

 東京電力が示した枠組みでは賠償期間や地域、業種を限定せず、国や自治体、業界団体の統計などから風評がなかった場合の「想定値」を割り出し、実際の価格や取引量などが下回っていた場合に風評被害があったと判断します。

 ただ、データ上、風評が確認できなかった場合も事業者ごとに事情を聴くとしています。

 今後、放出前の基準や具体的な算定式を検討するということです。

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