「抗体カクテル療法」 中外製薬が皮下注射も申請へ[2021/08/27 06:26]

 新型コロナウイルスの「抗体カクテル療法」について、中外製薬は皮下注射でも投与できるよう厚生労働省に承認申請をする方針を明らかにしました。

 抗体カクテル療法は軽症と中等症向けの治療薬で、日本では点滴投与だけが認められていますが、医療が逼迫(ひっぱく)している今は外来での対応が難しいと指摘されています。

 販売元の中外製薬は一般的な予防接種と同じ皮下注射や濃厚接触者への予防的な投与について、承認申請する方針を明らかにしました。

 皮下注射ができるようになれば、外来患者への投与がしやすくなります。

 また、国内での販売権を得ている新型コロナ治療薬の飲み薬について、治験の結果が今年後半に出る見込みだとして来年、承認申請を目指すことを明らかにしました。

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