廃棄1日3〜4kg…デパ地下のパンが発泡酒に変身[2021/08/27 16:45]

 食品ロスを減らすため、余ったパンがあるものに生まれ変わります。

 一日1万個のパンが売れる日本最大級のベーカリーがある横浜高島屋では、地元のパン屋や醸造所と協力して、余ったパンを発泡酒にする取り組みを始めています。

 横浜高島屋食料品担当・福井健太郎マネージャー:「パンは賞味期限が短いので、本来であれば一日約3、4キロの廃棄が出るのがパン業界全体の問題としてありました」

 パンはカットして乾燥させ、砕いてから麦と一緒に加熱します。そして、醗酵させ、1カ月ほどで発泡酒が完成します。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、高島屋から発泡酒の製造を請け負う醸造所も厳しい状況が続いていました。

 江戸東京ビールONTAP・篠原慎一さん:「こういうご時世なので、とてもありがたかったです。高島屋からこういう仕事をもらい、すごく助かっている」

 日本の食品ロスは年間約600万トンに上り、小売業界では削減する動きが広がっています。

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