「笑顔伝わるように」JAL社員、一日最大1800人出向[2021/08/27 23:32]

 新型コロナウイルスの感染拡大で飛行機の減便が続くなか、日本航空では客室乗務員らが一日に多い日で1800人が出向先で働いています。

 日本航空は客室乗務員ら社員をコールセンターや自治体などに出向させていて、今月も一日に最も多くて1800人が働いています。

 コールセンター「テレコメディア」には去年9月からこれまでに約400人の客室乗務員が出向し、電話対応にあたっています。

 日本航空から出向・示野寛子さん:「電話を通してでも、こちらの笑顔が伝わるような表情を心掛けています」

 日本航空から出向・三田充子さん:「お顔が見える見えないにかかわらず、ご要望を受け止めて応えていくことがサービスの原点だと思っています」

 テレコメディア・関田勝次会長:「日本航空とこうやって働いていることは僕も想像できなかったですし、マネジメントも含めて一緒に入って頂いて混成チームで頑張っております」

 出向している社員は毎月開催される従業員への「感謝の日」企画として、うどんの提供にも参加していました。

 雇用契約を維持したまま社員を別の企業に出向させる国内の「在籍型の出向」は2020年度は前の年度の2.5倍に増えています。

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