JTBが本社ビルなど2棟売却 コロナで旅行の需要低迷[2021/09/14 12:22]

 新型コロナウイルスの影響で旅行の需要が低迷するなか、大手旅行会社の「JTB」が本社ビルなど2棟を売却していたことが分かりました。

 関係者によりますと、売却されたのはJTBが所有する東京・品川区の本社ビルなど2棟です。売却額はおよそ300億円とみられます。

 JTBは2001年から現在の場所に本社を置いていますが、売却後も入居を続ける方針だということです。

 新型コロナの影響で旅行の需要が低迷していることを受けて、JTBは2020年度の決算で過去最大の1051億円の赤字でした。

 旅行業界では「エイチ・アイ・エス」も今年6月、コスト削減の徹底などを目的に、本社を置く虎ノ門のオフィスビルの2つのフロアを325億円で売却しています。

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