三村会頭 “45歳定年制”を批判「唐突で中途半端」[2021/09/16 06:37]

 サントリーの新浪剛史社長が「45歳定年制」を提言したことを受け、日本商工会議所の三村明夫会頭は「日本の労働慣行を見れば唐突で中途半端だ」と批判しました。

 日本商工会議所・三村明夫会頭:「(日本の賃金体系は)若いうちに過剰奉仕してある程度の年になったら一生でペイすると。45歳で切るということはその人にとっては大変なこと」

 三村会頭はまた「真意はわからないが、日本の労働慣行全体をきちんと見たうえで議論すべきで、はなはだ中途半端だ」と述べました。

 さらに「日本はいったん就職すると安心し、自分を高める努力が足りないという批判がある。それに対する刺激を与えたかったのかもしれない」とも述べました。

 サントリーホールディングスの新浪剛史社長は9日、「定年を45歳にすると30代、20代で皆、勉強する。自分の人生、自分で考えるようになる」と提言していました。

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