塩野義製薬「コロナ治療薬」 最終段階の治験を開始[2021/09/28 20:49]

 塩野義製薬は開発中の新型コロナウイルスの治療薬について最終段階の治験を始めたことを明らかにしました。

 塩野義製薬によりますと、この治療薬は注射や点滴の必要がない飲み薬で感染後、早い時期に服用してウイルスを減らすことで重症化を防ぐことなどが期待されています。

 健康な成人を対象にした初期の治験で安全性が確認されたということで、今月27日に開始した最終段階の治験では新型コロナの軽症や無症状の患者を対象に一日1回、5日間投与し、有効性や安全性を確認します。

 塩野義製薬は良い結果が得られれば厚生労働省に承認申請をする予定ですが、時期の見通しは明らかにしていません。

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