SBI、新生銀行へのTOB期間を12月8日まで延長[2021/09/29 18:37]

 インターネット金融大手のSBIホールディングスは、新生銀行へのTOB(株式公開買い付け)の期間を12月8日まで延長すると発表しました。

 SBIは新生銀行を事実上の傘下に入れることを目指し、TOBを実施しています。

 一方、新生銀行はTOBに「賛成」か「反対」かの意見表明は留保したうえで、取締役会でSBI以外の株主に新株を割り当てる買収防衛策の導入を決めるとともにTOBの期間を12月8日まで延長するよう求めていました。

 これに対し、SBIは期間の延長は新生銀行の経営陣の保身と時間稼ぎだとしながらも9月24日には条件付きで当初より20営業日長い、11月24日まで延長する方針を公表しました。

 しかし、新生銀行が引き続き法律上、認められる最長の期間である12月8日までの延長を要請し、防衛策の手続きに入る可能性を表明したことから、SBIは今月29日、やむを得ず延長を決定したと発表しました。

 そのうえで、9月24日に提示した質問について10月1日正午をめどに回答するよう強く要請しています。

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