9月の日銀短観 大企業の景況感 5四半期連続で改善[2021/10/01 11:40]
日銀が1日朝に発表した9月の短観によりますと、大企業の製造業と非製造業の景況感は5四半期連続で改善しました。
9月の大企業の製造業の業況判断指数は前回3カ月前の調査より4ポイント改善しプラス18でした。
改善は5四半期連続で2018年12月以来の水準です。
また、大企業の非製造業の指数は1ポイント改善のプラス2で、こちらも5四半期連続の改善です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けましたが、欧米経済の回復でITなどの輸出が堅調に推移したためです。
一方、中小企業の非製造業はマイナス10で5四半期ぶりの悪化です。
緊急事態宣言が長引き、飲食、宿泊などを中心に需要が落ち込んだ影響が出ています。