メルク社コロナ飲み薬「年内にも国内供給を目指す」[2021/10/07 11:57]

 新型コロナの軽症患者向けの飲み薬について、年内にも国内で供給することを目指していることが明らかになりました。

 アメリカの製薬会社「メルク」が開発する、抗ウイルス薬「モルヌピラビル」は、軽症から中等症の患者向けの飲み薬です。

 臨床試験では、症状が出てから5日以内に入院していない患者に投与したところ、入院や死亡のリスクをおよそ50%減らす効果があったということです。

 メルクの日本法人「MSD」は、すみやかに厚生労働省に承認を申請し、承認が得られれば年内の供給を目指すことを明らかにしました。

 これまでに承認された新型コロナの治療薬はいずれも点滴で、医師の管理が必要なため、自宅でも服用できる飲み薬の供給が期待されています。

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