ファストリ柳井社長 人権侵害は容認せず [2021/10/14 20:41]

 「ユニクロ」や「GU」を展開するファーストリテイリングの柳井社長は人権侵害を容認しないことを改めて強調しました。

 中国の新疆ウイグル自治区で生産される綿製品を巡り、アメリカは今年1月、中国の強制労働問題を理由に輸入を禁止しました。

 ユニクロの一部の綿製シャツも輸入差し止めとなったことについて、ファーストリテイリングは「強制労働が確認された事実はない」としています。

 柳井社長は今月14日、通期決算の会見で「万が一、児童労働、強制労働などの深刻な事象が発覚した場合には取引停止も含めた厳しい対処を行ってきています」と述べました。

 柳井社長は生産事務所のある上海やホーチミンなどには従業員が常駐して工場現場をモニタリングし、外部団体との連携を重視するなど人権問題に積極的に取り組んでいると改めて強調しました。

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