第一三共 国産ワクチンの有効性、初期治験で確認[2021/10/21 23:26]

 新型コロナウイルスの国産ワクチンの開発を進めている製薬大手の第一三共は初期の臨床試験で安全性と有効性が確認されたと明らかにしました。

 第一三共によりますと、3月から国内で実施した初期段階の治験で安全性に大きな問題はなく、中和抗体の上昇もみられたということです。

 製法に改良を加えたうえで11月から次の臨床試験を実施し、最終段階の臨床試験は年度内の開始を目指すということです。

 実用化は2022年中を見込んでいます。

 一方、塩野義製薬は国産ワクチンについて2段階目の治験を開始したと明らかにしました。

 年内に最終段階の治験に入る見通しで、年度内の実用化を見込んでいます。

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