震災で天井崩落の九段会館 建て替え工事の様子公開[2021/10/29 15:48]

 東日本大震災で、天井が崩落し死傷者が出た東京の九段会館の建て替え工事の様子が公開されました。

 東急不動産と鹿島建設が手掛ける建て替え工事は、九段会館の一部を残し、地上17階の新しいオフィスビルにします。

 着工当時の技術や貴重な石材を活用して復原作業を進めながら、来年7月に完成する予定です。

 柱には免振装置を取り付け、防災拠点と同じレベルの耐震性能にします。

 鹿島建設・神山良知現場所長:「崩落、剥落(はくらく)、経年劣化に対しても気を付けないといけない。現代工法でいかに復原するか」

 解体の際、正倉院にある宝物「銀壺」と似た模様の壁紙が発見され、急きょ、残すことにしました。

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