三菱電機がテレビ事業を大幅縮小 事実上の撤退に[2021/11/01 23:29]
三菱電機は液晶テレビ事業を大幅に縮小すると発表しました。事実上の撤退になる見通しです。
三菱電機は1953年にテレビ事業に進出し、2004年から液晶テレビの生産に参入しました。
液晶テレビ事業を大幅に縮小するのはスマートフォンで動画配信サービスなどを視聴する人が増え、需要が減ったことや録画機能を売りにした製品の販売が伸びなかったことが要因です。
家電量販店などに向けた出荷はすでに9月に終えました。
三菱電機の製品を中心に販売する地域の家電店「三菱電機ストア」には、2024年3月まで出荷を続けます。
三菱電機以外でも東芝が2018年にテレビ事業を中国のハイセンスに売却しました。
日立製作所は2018年に国内販売から撤退し、パナソニックも2021年5月に国内生産の撤退を発表しました。
シャープはテレビ事業の不振などから2016年に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入っています。