日産 最終利益を1800億円に上方修正 収益性が増加[2021/11/10 07:46]

 大幅な赤字決算が続いていた日産自動車は3年ぶりの黒字となる来年3月期決算について、最終利益を従来の見込みの600億円から1800億円に上方修正しました。

 日産が9日に発表した7月から9月の決算は最終利益が541億円と、前の年の同じ時期から1000億円近く増えました。

 半導体不足の影響を受け、販売台数は1割ほど減りましたが、販売費や固定費を減らし、1台あたりの収益を増やしました。

 来年3月期の売上高は1兆円近く減りますが、最終利益は従来の見込みの600億円から1200億円増え、1800億円になります。

 会見した日産のグプタ最高執行責任者は「台数を追求するのではなく、収益性を重視する取り組みも大きく前進しています」と述べました。

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