国家備蓄余剰分放出へ準備 原油高騰 米要請受け[2021/11/22 11:58]

 原油価格が高騰するなか、政府はアメリカの要請を受けて、国家備蓄の余剰分を放出する案を軸に準備を進めていることが分かりました。

 国内の石油の備蓄量は、9月末時点で145日分となっていて、備蓄の放出は法律でガソリンの供給不足や地震など災害時に限定されています。

 政府関係者によりますと、政府は「余剰分であれば法律の範囲内で対応できる」として、アメリカの要請を受けて、石油の備蓄の余剰分を市場に放出する案を軸に準備を進めているということです。

 しかし、放出できる量は限られるため、経産省幹部は「価格抑制は一時的になる可能性が高い」として、ガソリン価格などへの影響は限定的とする見方も出ています。

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