東京原油市場では先物価格が大きく値上がりしています。4年8カ月ぶりの円安ドル高水準も、国内の原油高に影響しているとみられています。
東京商品取引所では、中東産の原油の先物が一時、22日と比べて1キロリットルあたり3000円余り値上がりし、5万5000円を超えました。
およそ2週間ぶりの高値水準です。
市場関係者は、アメリカや日本の石油備蓄の放出の規模が想定よりも小さかったことや、放出を受けて産油国が増産する量を減らすかもしれないとの懸念などから、原油価格が大きく値下がりすることはないとみています。
また、4年8カ月ぶりの円安水準が原油の輸入価格を押し上げていてダブルパンチを受けている状態だとする関係者もいます。
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