国内製薬メーカー「オミクロン株」への対応急ぐ[2021/11/30 12:11]

 新型コロナワクチンを開発中の国内の製薬各社も、変異株「オミクロン」への対応を急いでいます。

 ファイザーやモデルナと同じ「メッセンジャーRNA」タイプのワクチンを開発している第一三共は、オミクロン株にも効果があるか検証を始めたと明らかにしました。

 塩野義製薬は、公開されている遺伝子情報をもとに、ワクチンの「原薬」を製造する検討に入ったということです。

 不活化ワクチンを開発中のKMバイオロジクスは、ウイルスを入手次第、有効性を検証するとしています。

 3社は、いずれも最終段階の治験に向かっていて、塩野義は今年度内、第一三共とKMバイオは来年中の実用化を目指しています。

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