日産とJAXAが共同研究 月面探査の試作機を公開[2021/12/02 11:34]

 月の表面の軟らかく、細かい砂をとらえて車輪の空回りを抑える技術を搭載した月面探査の試作機が公開されました。

 日産自動車は、JAXA=宇宙航空研究開発機構と月面探査機を共同研究しています。

 月の表面は軟らかく、細かい砂で覆われているため、車輪が沈んで空回りし動けなくなる恐れがあることから、日産の持つモーター制御技術などを応用し、車輪の空回りを最小限に抑えて、限られた電力を効率的に使えるようにしたということです。

 JAXAは、トヨタ自動車と共同で水素と酸素を燃料とした大型の有人探査車を2020年代後半に打ち上げることを想定しているほか、ホンダとも水と燃料電池を使った循環型再生エネルギーシステムの構築を目指しています。

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