「空間除菌」に根拠なし 消費者庁が再発防止命令[2021/12/19 15:16]

 消費者庁は、二酸化塩素で「空間除菌」ができるとうたった商品に合理的な根拠がないとして、製造・販売をする2社に表示をやめるよう命じました。

 大木製薬の「ウイルオフ」とCLO2Labの「オキサイダー」はテレビCMなどで「空間除菌」などとうたい、空間に浮遊するウイルスや菌が除去または除菌される効果があるかのような表示をしていました。

 消費者庁によりますと、両社に求めた表示の裏付けでは、合理的な根拠を示していると認められませんでした。

 消費者庁は、景品表示法違反にあたるとして表示の取りやめや再発防止を命じました。

 命令に対し、大木製薬は「こうした判断は遺憾。法的措置も視野に入れて、慎重に対応を検討する」というコメントを出しました。

 CLO2Labは「命令を真摯に受け止め速やかに対応する」としています。

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