企業の1/4が「BCP」策定せず…感染拡大も人員不足で[2022/01/23 15:15]

 新型コロナウイルスの感染が拡大しても事業を継続できる計画のBCP(事業継続計画)について、作る意向を示している企業の割合は3割近くとなりました。一方で、4分の1近い企業が作る予定がないということです。

 帝国データバンクが今月14日から17日までアンケート調査を実施し、1595社から有効回答を得ました。

 オミクロン株の急拡大などを受け、BCPを策定する意向を示した企業は28.7%になりました。

 すでに策定している企業は38%に上っています。

 一方で、BCPを作る予定がない企業の割合は24.3%です。

 その理由として人員不足などを挙げる回答が多く、事業規模が小さい企業ほど予定がない割合が高くなっています。

 萩生田経済産業大臣は21日、経済団体や業界団体とオンラインで会談し、「感染が拡大するなかでも経済活動をしっかり維持しなければならない」として、BCPの強化や見直しを要請しています。

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