「日本経済損なう可能性も」原油高騰の影響に懸念[2022/02/25 12:46]

 ロシアによるウクライナ侵攻は、日本経済に大きな影響を与えるのではないかという懸念が広がっています。

 (経済部・進藤潤耶記者報告)
 ロシア軍の侵攻により様々な物の相場が乱高下していて、市場は波乱含みの状況です。

 日経平均株価25日午前の取引は、前日までの大幅な値下がりから6日ぶりに買い戻しの動きもみられました。

 ただ、取引開始直後に2万6000円台を回復した後は横ばいで予断を許さない状況です。

 一方、エネルギー価格などは急激に上昇して高止まりしています。

 やはり原油は一時国際的な指標価格が7年7カ月ぶりに1バレル100ドルを超えました。

 みずほ証券シニアテクニカルアナリスト・三浦豊さん:「原油価格の動向が一つのポイント。価格上昇を通じて、いわゆる物価高という影響も出てくると思う」

 山際経済再生担当大臣は25日朝の会見で、エネルギー価格の急激な変化は日本の経済を毀損する可能性があると危機感を示しました。

 事態が更に悪化しなければ影響はある程度限定的になるのではという声もありますが、日本経済がウクライナ情勢に左右される不安定な状況が続きそうです。

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