ロシア進出の日本企業 「事業停止」1カ月で6割増[2022/04/16 14:28]

 ロシアのウクライナ侵攻が長期化するなか、ロシアでの事業を停止した日本企業は1カ月前に比べおよそ6割増えたことが分かりました。

 帝国データバンクによりますと、ロシアに進出する日本企業168社のうち11日時点で36%にあたる60社がロシアでの事業停止などを決めています。

 3月15日の37社からおよそ6割増加しました。

 物流の混乱が主な要因で出荷や受注などの「取引停止」が31社、「生産停止」が11社、「営業停止」が9社といずれも増加しました。

 「事業の撤退」も自動車部品を手掛ける「ティラド」など3社で初めて確認されました。

 帝国データバンクはビジネス環境が正常化する道筋は立っていないとして「見直す動きはこれまで以上に進む可能性が高い」としています。

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