日産 3年ぶり黒字で株主配当復活を提案へ[2022/05/12 20:02]

 日産自動車は2021年度の決算で最終利益が3年ぶりの黒字になりました。株主配当の復活を提案します。

 日産が12日に発表した2021年度の連結決算は売上高が前の年度から7.1%増え、8兆4246億円となりました。

 最終利益は2155億円と3年ぶりの黒字となっています。

 新型コロナや半導体不足で販売台数が1割減り、鋼材やアルミなど原材料価格の高騰で1400億円ほどの減益要因がありましたが販売費や固定費の減少などで1台あたりの収益を伸ばしました。

 円安も600億円を超える増益要因になりました。

 内田社長は「厳しい環境にあっても計画を上回る結果を残すことができた」などとして6月の株主総会で、配当を復活し1株あたり5円を支払う提案をする予定だと発表しました。

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