「家族信託」勉強会 老後に備えて「話し合いを」[2022/08/07 06:31]

 老後や介護に備えて財産の管理などを家族に託す「家族信託」の勉強会が、お盆の帰省シーズンを前に開かれました。

 老後の財産管理では主に成年後見制度が活用されていますが、後見人の解任が基本的にできない、親族の意向が反映されにくい、などの課題が指摘されています。

 勉強会では、財産の管理や運用を柔軟に行うための家族信託の仕組みや体験談などが紹介されました。

 家族信託の組成体験者:「本当に親のためにやるんだということを重々、自覚したうえで(家族信託を)やるのが重要なことかなと思っています」

 いったん認知症を発症すると判断能力がないとみなされて資産が凍結されるため、介護費用を捻出するための財産の売却などができなくなります。

 主催した「ファミトラ」は、帰省した際に財産の管理について家族で話し合ってほしいとしています。

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