デジタルディバイド解消目指す 「高齢者も続けられる」スマホ講習[2022/09/24 12:08]

 政府が進めるデジタル社会に高齢者が取り残されないよう、東京の墨田区役所が「高齢者も続けられる」スマートフォン講習会を開きました。

 墨田区が去年、高齢者のスマホ利用の実態調査を行ったところ、使いこなせない最大の理由が利用する目的や伝える相手がいないことでした。

 このため、講習会は、老人クラブの仲間同士で1日の歩数の目標を共有し、写真を送り合えるアプリを使うことで継続的なスマホの利用を促す内容になっています。

 参加者男性(80):「『夕方こういうテレビを見ているよ』とか、メンバーに送ったり、スムーズにいけることが目標」

 受講者(89):「どこか行っても写真が撮れないので、娘にスマホを渡して撮ってもらっていたので、今度は自分で撮りたい」

 政府は、デジタル社会の実現に向け、行政手続きのオンライン化などを進めていますが、高齢者らが取り残されるデジタルディバイドの解消が課題となっています。

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