クレジットカード不正の手口を会社間で共有 AIが学習し検知するシステムを開発[2022/11/01 18:32]

 クレジットカードの不正利用を防ぐため、カード会社の間で情報を共有し、AIで検知するシステムが開発されました。

 クレジットカードのデータはこれまでカード会社ごとに保有されてきたため、不正利用の手口が複数の会社で共有されることはありませんでした。

 インテリジェントウェイブとパークシャテクノロジーが新たに開発したシステムでは、クレジットカードの不正利用に関するデータをカード会社間で共有し、AIに学習させます。

 AIがより複雑なパターンを認識するため、新しい手口にも速やかに対応できるようになるということです。

 日本クレジット協会によりますと、キャッシュレス決済の増加を背景に、去年1年間のクレジットカードの不正利用被害は、およそ330億円と統計を開始した1997年以降過去最大で、有効な対策が求められています。

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