「来春の賃上げ必要」岸田総理 成長と分配の好循環に[2022/11/11 07:24]

 岸田総理大臣は10日に開かれた「新しい資本主義実現会議」で「成長と分配の好循環」には来年の春闘での賃上げが必要との認識を示しました。

 岸田総理大臣:「賃金引き上げについては物価上昇を特に重視すべき要素として掲げ、これに負けない対応を労使の皆さんには強くお願いしたい」

 会議は、企業間の労働移動が円滑な国ほど生涯の賃金上昇率が高いというデータが示され、労働者が成長分野に転職しやすくすることで「構造的な賃上げ」を実現するための指針作りを始めました。

 従業員のリスキリング=学び直しでは政府が個人に直接支援を行う仕組みを拡充し、転職や副業を促す考えです。

 来年6月までに指針を取りまとめる予定です。

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