【原発】政府 運転期間延長“2案”から絞り込みへ[2022/11/20 12:49]

 最長60年とする原発の運転期間の延長を巡り、政府は審査期間を除外する案と上限撤廃案の2つの案から絞り込みに入ります。

 経済産業省が有識者との会合で示した検討案は、運転期間の上限を撤廃する案と規制委員会の審査などによる停止期間を運転期間としてカウントしない除外案の2つの案です。

 除外案では、仮に10年間運転が止まっていれば最長70年まで稼働できることになります。

 有識者からは「運転期間に科学的な根拠がない以上、上限は必要ない」などと上限の撤廃を求める声が相次いでいますが、複数の政府関係者は「一定の基準は必要だ」と“除外案”を有力視しています。

 一方、「核廃棄物の処理など根本的な問題が先送りされる」などと延長そのものを反対する声も少数の有識者から上がっていますが、政府は延長に向けて2つの案から絞り込むことになりそうです。

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