原発の運転期間延長 停止期間“除外案”に絞り調整[2022/11/25 16:30]

 最長60年としている原発の運転期間の延長を巡り、政府は運転停止期間を除外する案に絞り込む方向で調整に入りました。

 運転期間の延長を巡り、政府は運転期間の上限を撤廃する案と規制委員会の審査などによる停止期間を運転期間としてカウントしない除外案の2つの案を示しています。

 除外案では、仮に10年間運転が止まっていれば最長70年まで稼働できることになります。

 複数の関係者によりますと、政府は2つの案のうち、この“除外案”に絞り込む方向で調整に入ったということです。

 有識者や与党議員から上限の撤廃案を求める声も上がっていますが、ある政府関係者は「新しい原発に置き換えるリプレイスのためにも一定の基準は必要だ」としています。

 週明けに経産省で開催される有識者の会合で次世代原発の新増設なども含めた原案を提示する方針です。

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