六ケ所村「核サイクル施設」完成予定を26回目の延期[2022/12/26 18:47]

 青森県六ケ所村の核燃料サイクル施設について、日本原燃は今年9月までとしていた完成予定時期をさらに2年延期すると発表しました。延期は、これで26回目です。

 六ケ所村に建設中の「核燃料再処理工場」は、原発の使用済み核燃料からウランやプルトニウムを取り出して再利用する施設です。

 1993年に着工して1997年に完成予定でしたが、延期を繰り返しています。

 日本原燃は規制委員会の審査などが長期化しているため今年9月までとしていた完成予定時期をさらに延期し、2024年度上期のできるだけ早期に変更しました。

 延期は今回で26回目です。

 政府は運転期間の延長など原発を最大限活用する方針に転換し、再処理工場の稼働をより重要視しています。

 日本原燃の増田社長は「二度と遅らせない」と決意を述べました。

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