国産ジェット断念 三菱重工・泉澤社長「大変残念」[2023/02/07 18:07]

 三菱重工業が国産初のジェット旅客機「スペースジェット」の開発から撤退すると正式に発表しました。

 三菱重工業・泉澤清次社長:「多くの皆さまからご期待、ご支援をいただいておりましたが今般、開発中止の判断に至りましたこと大変残念であります」

 三菱重工業は、7日の決算説明会見でジェット旅客機の開発事業からの撤退を正式に発表しました。

 開発の長期化で技術の見直しが必要になり、市場の先行きも不透明なことから事業性が見い出せないと判断したということです。

 三菱重工業は2008年に「MRJ」と呼ばれる小型ジェットの本格的な開発に着手し、2013年に初号機を納入する予定でしたが、たびたび延期されました。

 2019年には名称を「三菱スペースジェット」に変更しましたが、2020年秋には開発の事実上の凍結を発表していました。

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